ACTIVITIES活動報告

参院選を機に変わるか(細かい話)

参院選が終わりました。党に新たな女性議員、田村まみ参議も生まれ、頼もしい限りです。
さて、国会の運営に関し、例えばバリアフリーを一つ取っても、急速に改善が進まざるをえない状況になったことに、秘書某は、今回の結果はとても意義があると思っています。
現状では、本会議場の議員の座っているフロアには議員しか入れません。秘書も立ち入ることができません。付添人を議場に入れるにはルールの見直しが必要になってきます。また、参議院の議場では議決はボタン式であり、どう対応するのか検討されると思われます。
(なお、衆議院の場合はボタン式にもなっておらず、議員一人ひとりが歩いて、前方にある投票箱に札を入れていきます。積み上げられた札の高さで投票数を計算しています。。。)
今年1月には衆議院本会議で、国民民主党の玉木代表が、原稿を紙ではなくタブレット端末での持込みを試みたところ、「前例がない」という理由で認められず、玉木代表は「こうした古いルールを改めて進めていこう」と訴えました。タブレット禁止という明文の衆院規則はないですが、解釈でそのように運用しているようです。
「前例がない」という理由を使い続け、現状維持で後手に回っていくことは、変容していく社会と政治現場とのずれを広げるように思います。
なお、その後、科学技術政策担当の平井大臣が内閣委員会で、政府側としては初めてタブレット端末を持ち込み、答弁に立ちました。(注:委員会レベルでは質疑者側がタブレット端末を使用することはこれまでもあったそうです。)
ところで、資料のペーパーレス化一つを取っても、与野党議員で構成される「平成のうちに」改革実現会議で、ようやく少しずつ実現が進んできました。この実現会議は、平成26年当時の与野党申し合わせ項目を議論の根本にしており、もう5年も経過していますから、これまでなかなか進まなかったことが伺われます。



写真は6月4日の「平成のうち」の会議の様子。人が多すぎて写真がブレました。



なお、ペーパーレス化は書類の種類によっては規則改正が不要な部分もあり、ようやく昨年から、随時、一部実現しており今後も進んで行くようです。
国会の細かいところで、なかなか物事が変化しないところ等、日頃から不思議に思うところがあったので、参院選結果を機に、以上まとめてみました。
青山が今この場所にいるからこそ、現状に麻痺せず、痛感する点です。
有権者の皆様へお伝えすべく、現場で気づいたことを発信していきますので宜しくお願いします。
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