【5/12農水委員会質疑 国産菌床しいたけ 自国産品農業を守る!→改正実現しました】【石岡八郷】
5/12の農水委員会の質疑では、農地での外来種被害対策、国産菌床しいたけの保護を中心に取り上げました。
農地ではジャンボタニシ等の外来種被害対策が課題となっています。また、農業用ドローン支援制度について、申請しようとする人の立場に立っていただくよう、門前払いをしないように政府へ重々伝えました。
国産菌床しいたけについて。近年、輸入菌床が急増中です。
輸入菌床に菌を植え日本で収穫すれば、国産しいたけとして表示ができてしまいます。そういう現行ルールの不備を指摘し、安い輸入菌床を使ったしいたけにより、自国産菌床しいたけが打撃を受ける懸念を政府へ伝えました。
伐採した木のおがくずから作られるので、自国産菌床は里山の保全・環境の循環につながっています。
今、しいたけ業界では自主的に「日本の広葉樹を使っています」という表示をしています。
こういうところにも、日本の農業を支える仕組みを作ろうとする努力があります。
自国産を応援する新たなルール作りが必要ではないか、と青山は国会で初めて取り上げました。
(日本農業新聞に掲載されています)
追記:
大きな前進がありました。国もこの課題を問題視し、「菌を植えた場所を原産地として表示すること」、つまり、輸入菌床を国産と偽ることができないように、方針を変更しました。青山の質疑で求めた効果が、そのまま、食品表示基準Q&A改正により実現!しました。
国は、「海外から輸入された菌床から育てたしいたけを国内で収穫し、国産として出荷する例が増えてきており、このような海外で生産された菌床由来のしいたけと、国内で生産された菌床由来のそれとを消費者が区別することが出来ない状況」を問題視し、令和4年3月30日に令和4年3月30日、消費者庁の食品表示基準Q&Aが改正され、しいたけについて、原木又は菌床培地に種菌を植え付けた場所(植菌地)を原産地として表示することが示されました。
林野庁HPより
https://www.rinya.maff.go.jp/j/tokuyou/shokuhin_hyoji_QandA.html
読売新聞オンラインより
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220328-OYT1T50247/
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