ACTIVITIES活動報告

47位②ほしいも学校とスティーブジョブズ

先日の県議会総務企画委員会では、茨城の広報戦略という観点からお二人の専門家の方にご講義頂きました。まずは、青山学院大学名誉教授の小林保彦先生。
先生曰く、「これまでのような、TVCM、新聞広告、マスメディア広告のマニュアル型マーケティングは、東京、京都、神戸、横浜、北海道などには適合するかもしれないが、茨城県が無理にそういったこれまでのマーケティングスタイルに合わせる必要はないであろう。特に、大震災、原発被害で生活のスタイル、価値観が大きく変わった今、広報スタイルも変わるであろう。茨城県の地味で良いとこと、地味で派手なところを活かし、茨城の内部資源を見直し、県民一人ひとりが広報マンとして認識してもらうことが大切ではないだろうか。」とのこと。
ほしいも学校の話は知らんかったです。自分ももっと茨城のことを勉強しないと。
二人目の方は、独特の風貌と熱い語り口の軽部政治さん。スティーブジョブズを尊敬しているとのこと。映画「おくりびと」の脚本家小山薫堂さんと共に株式会社オレンジ・アンド・パートナーズを立ち上げた方で、東京スマートグリッドの仕掛けや、あの日光金谷ホテルの再生を手がけけた方です。最近では、小山薫堂さんのご出身の熊本県の広報にも関わっているそうです。
頂いたレジュメの表紙「茨城がもったいない」とのキャッチにまずはビビッときました。スティーブ軽部さん曰く、「言いたいことと聞きたいことは違う。そもそも消費者は聞きたくない情報を聞かされているのだ。そのことをまず理解し、発信者が消費者の聞きたい情報に置き換えることが大切。その際まず、何を誰に伝えたいかを整理した上で、伝える内容にストーリを創る。みんなが参加しやすい機運を創る。そして、消費者が見たり、聞いたりして何となく心に響いて泣けてくること」
うーむ。さすが、納得。