ACTIVITIES活動報告

【ブルネイから帰国】

この記事は青山大人のfacebookからの転載です。

ブルネイ・ダラサラーム王国へ土浦商工会議所青年部(土浦YEG)の仲間と視察へ行ってきました。
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土浦YEGでは5年前から年に一度、海外視察を行っており、これまでベトナム、中国、台湾、カンボジアへ行き、視察をきっかけに現地でのビジネスに繋がった例もあります。
なぜブルネイという聴き慣れない国へ行ったのかというと(現地でも日本の若手経営者がまとまってブルネイに来たケースはないと言われ歓迎されました)、
TPP参加国に含まれる(現在は未締結)、昨年春から成田との直通便が就航、日本の皇室とブルネイ王室が伝統的に緊密な関係を構築していること、
そして私達青年経済人にとって、未開の地へ行き見聞を拡げることが大切であるといった理由からです。
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ブルネイはボルネオ島の一部に位置し、三重県ほどの大きさで人口は約40万人、石油と天然ガスが豊富で安定した経済、高い所得水準、豊かな国であり、医療費や教育費も無料であります。
東南アジア独特の街中に原付きがところ狭しと走っている光景は全くの皆無で、横断歩道を渡る時も車が道を譲ってくれます。
また、厳格なイスラム教の国であり、私たちのような海外からの観光客もブルネイでお酒を飲むことはできません。
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日本は長年にわたりブルネイから天然資源を輸入しており、日本にとってエネルギー資源の安定的な供給先として重要な国であり、ブルネイ側も日本が最大の輸出先国であり、三菱商事が長年現地で担ってきました。
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そんなブルネイも現在、天然資源頼りの経済からの脱却を目指し、経済の多角化に取り組んでおります。
そんな中、今回は外務省の皆さまにお世話になり、ハリス投資庁長官、ジャベド中小企業庁長官、現地駐在の日本人の皆さまとの意見交換、現地日系企業の視察と盛りだくさんな視察を組んで頂きました。
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ジャベド中小企業長長官には、昨年10月の即位の礼の際、ブルネイ国王が訪日されたことに感謝の意を伝えることができました。
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さて、今回の視察を通して改めて多角的な視点、広い視野を持たなきゃなと実感しました。
例えば旅行者へお酒解禁した方が観光客が増えるのでは?と思いましたが、それは私たちの狭い視野であり、厳格なイスラム教のインバウンドを考えれば、それはそれで理にかなっている訳です。
また、異国の地で祖国のために奮闘されている在学公館の皆さまと色々お話できたことも勉強になりました。
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今回、アレンジ頂いた外務省、山本大使はじめ在ブルネイ日本大使館、JETROの皆さま、そして海外事業のきっかけを作って頂いた土浦商工会議所青年部の先輩方に感謝しながら家路につきます。
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