ACTIVITIES活動報告

英語民間試験導入問題 国会での様子

(この記事は10/4の青山やまと事務所Facebook記事の転載です。)

国会ではいくつかのトピックについて集中的に野党合同ヒアリングが連日行われています。

そのうちの一つが英語民間試験導入問題です。大学入試センター試験のかわりに英検等の民間試験を利用するというもので、2020年度実施の大学入試で導入開始予定であり差し迫っています。

まず、何が問題点か。すでに今年6月18日には、公正性・公平性に疑義があるとして院内集会が開催されました。複数の大学教授により、具体的な問題点等について説明が行われました。

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具体的には、試験そのものの質の審査が行われていない(採点の質が担保されていない、トラブルや不正への対応が不透明、会場や人手の確保が難航している)、高校現場は情報不足で混乱している、経済的負担(経済格差)、地方に住む高校生と都市部の高校生との受験機会の地理的不平等(地域格差)等。

臨時国会開幕直前から、この問題に関しては野党合同ヒアリングがスタートしています。関係省庁に対し野党側が追及しています。

10月2日には現役高校生も出席し意見を述べました。高校生からは、私たちを実験台にするな、との言葉が出ました。政府側は、これまで制度設計のために協議を重ねてきたとの繰り返しで、この日は進展がありませんでした。
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何ともやるせない思いになります。現場の困っている声をとにかく伝え続け、頑張っていきます。

参考:大学英語入試ポータルサイト
http://www.mext.go.jp/a_me…/koutou/koudai/detail/1420229.htm

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