ACTIVITIES活動報告

新潟富山視察(総務企画委員会)

7月27日から29日まで、県議会総務企画委員会で新潟、富山へ視察に行きました。まずは、新潟県庁へ。新潟県では4年前の平成19年7月、中越沖地震により、原子力発電所が立地している地域の被災で、宿泊客のキャンセルが県内全域で広範に発生。特に時期的に、夏の観光シーズンと重なったため風評に伴う被害が発生(因みに海水浴客は対前年比半減。391万人→200万人)。その時の対策を今後の茨城県政の施策に生かそうとのことです。
新潟県庁の担当者の「県民やマスコミに正確な情報を提供。その地道な積み重ねが重要。安心、安全という言葉を使わない。数値を示しながら、客観的なデータの提供。良い数値も悪い数値もすばやく提供することが大事」との説明が印象に残りました。また震災後、NHKの大河ドラマ天地人のロケもあり、平成19年に6万8千人まで落ち込んだのが、2年後には7万4千人まで回復したとのことです。

二日目は、観光カリスマで新潟県議の矢野学さん(元町長)から上越市の田舎体験事業について説明を頂きました。田舎体験事業についてよりも、矢野さんの町長時代のお話や合併の時の話が興味深かったです。上越市は全国初の区選制をとっているそうです。平成17年、人口13万の上越市に周りの13町村が合併したため、合併後の行政サービスの低下が問題となっているそうです。現在では、行政機能を担うNPOを立ち上げ、市から委託を受けて住民サービスを代行するシステムを取っているようです。

視察先の雪だるま財団では、「雪」を資源ととらえ、ポジティブな発想で、雪をエネルギーととらえ経済活性化へ結ぶつける取り組みもしております。写真は雪冷房です。