ACTIVITIES活動報告

キルギスから思うこと。

在日本キルギス大使館の参事官と書記官のお二人を茨城へ招待いたしました。先方からリクエストとして、日本の大企業の「ものづくり」の現場、コンパクトな茨城空港を視察したいとありましたので、まずは日立建機さんにご協力頂き、ひたちなか市にある臨港工場を視察させて頂きました。

工場視察後の意見交換では、英語、ロシア語そして日本語が飛び交う活発な議論ができました。

茨城空港では県の担当者にご協力頂き、首都圏第3空港としての茨城の優位性、成田や羽田にないコンパクト空港としてのメリットについて説明頂きました。中央アジアというと中々接点がない中で、今後の茨城空港の利活用として新たな視点が提示できたと思います。
在キルギス大使館のお二人と一日色々なお話をさせて頂きましたが、キルギスの方たちは日本に強い憧れと尊敬、そして親近感を抱いているとのことです。冗談かもしれませんが、昔民族移動で、ユーラシア大陸の東まで行き、魚好きは日本へ、肉好きはキルギスへ移り住んだという言い伝えがあるそうです。日本の文化である俳句、踊り、生け花、合気道や柔道などの武道、「ものづくり」技術、日本人の勤勉さ、そして千羽鶴。
これまでは、大学で日本語を希望する学生が多かったとのことですが、近年、中国や韓国の資本が日本よりも多く入ってきているため、それに応じるかのように中国語やハングルを選択する学生が増え、日本語を選択する学生が減ってしまったそうです。