文教警察委員会①
先日の文教警察委員会の質疑の様子①
警察関係については、東日本大震災から1年が経過した中で、改めて震災関連のことについての質問をいたしました。
(青山)昨年の東日本大震災時、県内にどのくらい信号機があり、その内どのくらい滅灯したのか。
(県警)災害発生時、県内には5,900基の信号があり、発生直後はほとんど停電により滅灯した。
(青山)そのような状況下、どのような対応をとったのか。また、危機管理体制再構築の推進状況という資料に、28基の信号機滅灯対策用可搬式発動発電機の整備とあるが、自動式と可搬式でどの程度対応できるのか。
(県警)ほとんどの信号機が滅灯してしまったので、1,200人体制で交通整理を行った。また、発電機には、自動起動型発電機と可搬式発動発電機があり、自動起動型については、停電になると人が手を加えなくても自動で信号機に電力を供給できるもので、阪神淡路大震災以降、整備して県内には162か所交差点に設置されている。これは、50号、6号等の主要幹線道路の大規模交差点に設置している。可搬式は既に116基あり、28基を補正予算でお願いした。これは県内の大規模交差点において、警察官が運び発電機を作動させ、信号機に電力を供給するものである。
(青山)また、新たに燃料給油施設設置に向けた取り組みの推進とあるが、具体的にどのようなものか。
(県警)当時、警察車両も燃料不足したことから、あらかじめ燃料タンクを備えた給油所ができないかということで、警察庁から給油施設の設置に係る経費が盛り込まれたということである。
(青山)具体的な規模、そして県内に何か所を想定しているのか。
(県警)2万リットル規模で、施設1か所の設置を予定している。
(青山)2万リットルであれば、何日分の備蓄となるのか。また、これまで県警としてガソリンの備蓄は、どのような体制で行ってきたのか。
(県警)警察車両の1日のガソリン使用料については、約8,000リットルである。通常の使用量からすると、3日弱分の備蓄となる。また、これまでは県警の備蓄施設の設備はない。
(青山)施設設置整備は、いつ頃になるのか。
(県警)平成24年度内を予定している。
(青山)県警で保有している2機のヘリコプターが震災発災時に2機とも点検中で飛ばなかったと伺っているが、この件について。
(県警)当然、2機が交代で飛ぶことができるよう計画しているが、法律で整備期間が定められているほか、警察の用務で緊急で飛行する場合が多いことから、当初の点検期間がずれ込み、整備期間が重なってしまうことと、故障ということもある。ただし、関東管区、関東甲信越の警察において36機のヘリコプターを運用している。事前に、関東管区警察局に報告しておけば、他県のヘリを運用することができる。もちろん震災時には、他県のヘリが来ている。
(青山)ヘリコプターが老朽化から点検期間が長くなってしまうのではないか。今後、ヘリコプターの更新計画について。
(県警)紫峰という機体名のヘリコプターは、平成6年に配備され17年が経過している。警察ヘリの場合、おおよそ15年から20年で更新している。紫峰と同時に配備された県の防災ヘリも既に更新されている。