ACTIVITIES活動報告

平成25年度第2回県議会開会。

本日から平成25年度第2回県議会が始まりました。今回、議会に提出された議案は条例の改正が7件、県有財産の処分が2件、報告が1件であります。条例の改正は地方税法改正に伴うものが主なものであり、報告は、平成24年度の一般会計等の歳入が確定したことなどに伴う予算の補正などであります。
会議に先立ち、知事から議案の説明などがありました。その冒頭、5月23日に東海村にあるJ-PARCで発生した放射性物質漏えい事故についての報告がありました。微量とはいえ、排気ファンを作動させ、管理区域外に放射性物質を拡散させてしまったという不適切な対応はもちろんですが、県に対する連絡が発生から一日半近くも遅れたことも大きな問題であります。
議会とは別に、事業者から私たち民主党県議団に事件の経過や今後の対応について説明に来られたので、私の方からは、「いくら人体に影響がない程度の微量なものとは言え、県民からすれば、原子力発電の事故も実験施設の事故も放射性物質という点から危険に思うのは当然である。県民の皆様に大きな不安を与えたことの重大さをきちんと認識してほしい」と伝えました。
改めて私たち会派から、①事故の原因を徹底的に究明し、施設の安全対策に万全を期すこと。②放射性物質を安易に管理区域外に放出してしまった経緯等についてしっかりと検証し、安全管理体制の抜本的な改善を図ること。③事故発生時における通報連絡体制の抜本的な見直しを行うこと。④住民の不安を払しょくするため、情報公開と丁寧な説明に努めること。という4点の緊急要請書をJ-PARCを運営する高エネルギー加速器研究機構と日本原子力研究開発機構に対して提出いたしました。先方からきちんとした回答が来ることを期待しております。
放射性漏えい事故の話ばかりになってしまいました。続きは明日以降で。