県議会かわら版 No.39
●県議会文教警察委員会が始まる。
今年から県議会において、文教警察委員会の担当
になりました。その名の通り、所管は教育と警察。
茨城県議会では基本的に一年ごとに担当委員会を
変える慣例があり、一期目の4年間は、環境商工、
総務企画、保健福祉、土木。二期目の昨年は総務
企画を担当し、文教警察は初めてとなります。
さて、今年度(平成23年度)教育予算は、約2
521億円であり、茨城県予算総額の24.2%
となります。但し、教育予算の92.8%(約2
340億円)は人件費であります。残りの7.2%
(約181億円)の内、学校等の耐震化などの投
資的経費へ29億円かかるということは、いわゆ
る教育予算というのは、151億円ということに
なります。これは、茨城県全体予算の6%です。
茨城県の未来を担う子どもたちへの投資するため
の金額として果たして適当なのか、それとも多い
のか少ないのか、そしてその使途について、是非、
皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
●交通事故死者数は減少も、全国的に
みると依然としてその数は多い
交通事故による死者数は一番多かった平成13年
度の344人から年々減少傾向にあり、平成22
年度は205人、平成23年度は現在まで、16
9人となっています。(因みに平成13年は茨城県
人口の一番のピークで、299万5583人。以
降、年々人口は微減し、平成22年は297万9
139人。因みに平成23年は東日本大震災以降
激減し、これまで1万4440人減少。)
ただし、全国的にみると交通事故死者数(平成21
年度はワースト6位、平成22年度は同3位)、人
口10万人当たりの交通事故死者数(平成21年度
はワースト3位、平成22年度は同4位)、そして
飲酒運転による死者数も16人(全国ワースト3
位)と、まだまだ交通事故防止策についてはしっか
りと議論していけなければいけません。
また、刑法犯の認知件数も平成14年度の6万76
72件をピークに減少傾向(平成22年度は4万1
312人)、検挙件数も増えておりますが、子ども
や女性を狙った不審者情報や検挙件数が増えてい
ることから、その安全対策にしっかりと取り組まね
ばなりません。
●編集後記
2月27日からの県議会に向け、新年度の予算編成
案の作成が大詰めになっているところです。もちろ
ん災害復旧・復興の経費が嵩んでくるのが当然です
が、これまで要望してきた内容がどのくらい予算措
置、また提案してきた無駄削減の効果がどのくらい
反映されているのかを見ていかねばなりません。
さて、話は変わりますが、懸案事項でした土浦市右
籾地区のお地蔵さんの移転問題ですが、昨年末に県
の許可が下り、先日、土台作りからお地蔵さんの引
っ越しまで、全て地元の方々の手作り作業により移
転が無事に完了しました。地区の方々に感謝の言葉
を頂きましたが、この移転が無事にできた一番の要
因は地元の方々の熱意、そして団結力です。私は県
と市、両方にまたがる懸案事項について交通整理を
しただけです。今後も地域の懸案事項についても地
域の皆様方と一緒になって考えていきます。