ACTIVITIES活動報告

土浦商工会議所青年部主管の「日本一のサイクリングロードを活用した取り組み」と称したシンポジウム

9月28日水曜日12時30~県南生涯学習センターにて、土浦商工会議所青年部主管の「日本一のサイクリングロードを活用した取り組み」と称したシンポジウムが開催されます。
土浦ではYEGやJCなどの青年団体が、次の時代を見据え先見性のある取り組みをしております。そう、時代は変わっていくのです。あとはこの街の政治が過去のしがらみから脱却できるかです。
さて、りんりんロードと霞ヶ浦自転車道を結び日本一のサイクリングロードへの取り組みを県議会で最初に訴えたのは、今は亡き故足立寛作県議だと思います。ご承知のように党派を超えて土浦市で愛された方です。せっかくなので、日本一のサイクリングロードについて、故足立県議の県議会での発言の一部を紹介させて頂きます。
【2000年7月4日:県議会土木委員会】
(足立県議)今年度、霞ヶ浦大規模自転車道が箇所づけされて、80キロメートルというすばらしい自転車道ができるわけであります。その先鞭をつけるのがつくば自転車道、りんりん道路だろうと思います。その呼名についても一般県民から募集してはどうか。また、竹内藤男知事時代に緑のサイクリング道路にするという公約をいただいています。
さらに、今まで土浦、新治、筑波、真壁そして岩瀬まで一つの筑波線跡地、文化圏が形成されていましたが、廃線でばらばらになりました。サイクリングロードができることによって、また一つの文化圏ができればというふうな思いでもおります。
【2006年6月12日:県議会文教治安委員会】
(足立県議)潮来土浦大規模自転車道の完成を早急にこれはやっていただき、道路交通法上の兼ね合いもあるが、せっかく霞ヶ浦の堤塘沿い180キロメートルを走れ、日本一のサイクリングロードになるわけで、ここにタンデム車が走れれば、また一つの大きな観光客を誘客するということになる。
とまぁこんな感じです。
せっかくなので、青山大人も県議時代にこんなことも言っております。民間調査で魅力度最下位ということで、予算特別委員会で魅力度をあげるには、というテーマでやった時の一コマです。
【2013年10月23日:予算特別委員会】
(青山)県の情報接触度の向上について、質問をしてきましたが、こういった先進的な政策と同時に、やはり茨城県として何か目玉となるものも必要ではないでしょうか。例えば,富士山が世界遺産に登録された山梨県では今年、魅力度が29位から23位に上昇しました。最下位を脱した群馬県では、富岡製糸場の世界遺産登録を目指して、さらなる魅力度上昇に取り組んでいるそうです。
 ほかにはない日本一のものをつくり、茨城県の特色を県外にアピールすることが県の情報接触度の向上させる大きな要因だとも思っております。
 そこで現在、私の地元筑波山と霞ヶ浦沿岸を結ぶ約40キロメートルのりんりんロード、近年のサイクリングブームで休日には首都圏からも多くのサイクリストが訪れております。日本経済新聞社のお勧めサイクリングロードでは、今のところ全国第5位であります。
 そこで今後、現在整備中の霞ヶ浦北側の潮来土浦自転車道の整備に加え霞ヶ浦の南側にもコースを整備して、りんりんロードとあわせて総距離176キロメートルの日本一のサイクリングロードの整備を提案いたします。今年度から始まった水郷筑波サイクリング環境整備検討委員会でも、霞ヶ浦を一周するサイクリングロードの検討がなされたというふうに伺ってもおります。そこで、日本一のサイクリングロードに向けた取り組みについて企画部長の御所見を伺います。
これに対する当時の県の企画部長の答弁は、下記の通りです。
(企画部長)
お答えをいたします。
青山委員おっしゃいますように、情報接触度を向上させるためには、やはりアピールする日本一となるようなものも必要だと私も思います。このサイクリングロードにつきましては、県ではこれまで、筑波山や霞ヶ浦の周辺におきまして、青山委員の地元土浦市を結節点といたしますつくばりんりんロードと霞ヶ浦の北浦におけます潮来土浦自転車道の整備をそれぞれ進めてまいってきてございます。
 しかし、これら2つの自転車道は、土浦市街の接続箇所が未整備でございます。土浦市におきまして、平成27年度に整備に着手するということを聞いてございます。さらに今後、青山委員御提案の霞ヶ浦の南側における自転車道の整備でございますが、湖畔の道路がそれぞれ市町村道でございます。また、付近に防衛省の施設、あるいは多数の河川などもございますので、ルートの設定や整備主体間の調整、費用面など多くの課題が今後考えられるかと思います。
 こうした中、県では、本年4月に関係市町村14市町村ございますけれども,水郷筑波サイクリング環境整備事業推進検討会を設置したところでございます。今後は市町村とともに、日本一のサイクリングの環境の実現に向けた課題の検討などもあわせて行うことによりまして,できるところから整備に取り組んでまいりたいというふうに考えます。
 さらに、市町村のNPO等法人等と連携をいたしまして、コンビニエンスストアなどの協力をちょうだいして自転車の駐輪ラック、あるいはトイレ、休憩スペースを利用できる体制なども整備を一部していますが、それらをさらに拡大いたしますとともに民間の旅行会社が行いますサイクリングバスツアー、これらの誘致にも引き続き力を入れてまいりたいと思います。そんなことで日本一のサイクリング環境の整備を目指してまいりたいと思っています。