ACTIVITIES活動報告

筑波山周辺のイノシシ対策への取り組み

【つくば市旧筑波地区の皆さまへ伝えてください】


 筑波山周辺のイノシシ対策に取り組む為にも青山にお力を与えてください。
つくば市の旧筑波地区を歩いていると、
皆さまからイノシシ被害と対策についての声をよく聞きます。
現在では地元の猟友会の皆さまの献身的な活動に頼っているのが現実。
青山は県議会議員の頃からイノシシ対策に取り組んでおります。
以下、2013年12月5日の茨城県議会の本会議時の発言です。
 【青山】:第四期茨城県イノシシ保護管理計画でも示されているように、
現在、狩猟者の登録数が減少しているのと同時に、狩猟者の年齢構成の高齢化も際立っております。
イノシシの駆除に関してはそれぞれの地元の猟友会の皆様、例えば私の地元で言いますと猟友会新治分会の皆様方の献身的な御尽力によって、これまで長年の間に蓄積された経験やノウハウを生かし、安全かつ適切な狩猟が行われております。
 今後、これまで培った、まさに伝統の職人の技術をどうやって後世に伝えていくかを考えていかなければいけません。
また、イノシシの駆除に関しては、現在のところ、市町村が独自の計画を策定し、国からの交付金等を活用し、対策をとっているところであります。それ以外のところは、被害を受けている農家の皆様がそれぞれ独自に電気柵を購入したりするなど、農家の皆様たちが独自のイノシシ対策を取っているのが現状であります。
 他県では、積極的に県が取り組んでいる事例が幾つも見られます。
例えば、高知県では初心者でも扱いやすいようなわなを、被害集落に無償で3年間で1万3,000個配付することで、
住民の皆様のわな猟への参加を促し、集落ぐるみの鳥獣対策を推進しております。
 さらに配付をするわなについては県内の企業を対象に、初心者でも扱いやすい安全で事故を防げるような独自のくくりわなの開発を公募するなどの工夫も見られます。さらに県の担当者や猟友会の皆様の御協力も得ながら、効果的なわなの設置方法の講習会、銃による捕獲が今後減少するとの認識のもと、狩猟免許取得費用の支援や技術向上のため、それぞれ技術指導にも取り組んでおります。
 また、兵庫県では若年層の猟銃免許取得者の中で、狩猟者として社会貢献の意思がある若者に対して、猟友会の皆様や研究者の方の協力を得て鳥獣害対策マイスター育成スクールを開講して、狩猟に関するセミナーや現地実習により伝統的な狩猟技術の継承や総合的な鳥獣被害対策を身につけた担い手の確保を行っております。
 大分県でも野生鳥獣対策において集落合意を進め、集落ぐるみで地域に合った計画を策定し集落単位での実施も行っております。
 いずれにしても,現在策定中の新たな第五期茨城県イノシシ保護管理計画の策定に当たっては、茨城県としてこういった他県の先進的な事例を参考にしながら、これまでの市町村や猟友会の皆様への丸投げの姿勢からより主体的な鳥獣対策へ取り組むべきと考えますが生活環境部長の考えを伺います。