ACTIVITIES活動報告

洋上風力発電について考える

洋上風力発電の可能性について考える昨今の青山。陸上に比べて海上は風速が高いし、港湾には様々な産業が立地しており、送電線も充実しているし、エネルギーの地産地消の観点からも洋上風力発電は有効ではないだろうか。現在、北は稚内港から南は北九州港まで全国で8箇所の港湾が導入(見込みも含む)とのことです。
そもそも風力発電は日本では馴染みが薄いですが、世界では安価な再生可能エネルギーとして毎年12〜24%で増加しています。さらに皮肉なことに風力発電の導入量は京都議定書に加わっていない米国と中国が世界で1、2位を争っており、あの原子力のフランスでさえ日本の3倍も導入しているから驚きです。
さて、世界で風力発電が拡大する理由として、①エネルギー安全保障(石油の代替エネルギーとして国内でエネルギーを賄う)、②産業と雇用の創出(グリーンニューディール)、③温室効果ガスの削減による地球環境保護の3点が挙げられます。
そして、陸上風力発電が飽和してきた欧州では洋上風力発電にシフトされつつあります。確かに洋上では建設費がかさみむが、風速が高いので発電量も多く経済的にも成り立つとのこと。そんな中、今国会でようやく洋上風力発電促進の法律案が政府から提出される見込みであります。但し問題点もあるので、その点は法律案が出た時点で改めて問います。