この国の将来
国会日程の合間に小学生へ国会案内です。この子達が大人になる頃に、日本の風景が今とガラッと変わってしまう可能性を秘めるのが、今回の外国人労働者受け入れ拡大法案です。
私は外国人労働者の受け入れに反対しているのではありません。まずは外国人技能実習制度などを双方にとって使い易い制度変えて行くべきではないだろうかということを国会で主張しております。
2017年に失踪した外国人技能実習生は約7000人、ここ5年間で合計26000人も失踪しております。さらに失踪した外国人技能実習生に関する調査資料でも誤りが噴出。こんな状況で5年間で約34万人の外国人労働者を無造作に受け入れたら果たしてどうなってしまうのだろうか。
12月の会期末まで時間がもう残されていない今回の臨時国会で、無理やり決めて来年実施するのではなく、いま一度制度設計をしっかり作るために議論していこうというのが野党の立場です。無理に決めたら、あの2004年の派遣法改悪と同じ顛末(若年非正規の拡大、賃金格差の拡大)になってしまうのだが、民主主義である以上、結局最後は多数決、すなわち選挙の結果が全て。悔しい。