ACTIVITIES活動報告

東日本大震災広がる支援の輪

今朝の産経新聞茨城版に私たちの活動の記事が掲載されていましたので、引用させていただきます。
■東日本大震災広がる、支援の輪 ボランティア活躍■
(2011年3月28日 産経新聞)
■タレント、市町村議から大学生まで
 東日本大震災で大きな被害を受けた地域でボランティアが活躍している。行政が募集するボランティアだけでなく、タレントや市町村議、大学生らによる独自の団体も次々と組織されている。幅広い世代が参加、県内だけでなく隣県の福島県にも支援の輪を広げる団体も登場している。(前田明彦)
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 「何ができるか考えた。でも何も思いつかないから行ってみよう」。かすみがうら市出身のタレント、アントキの猪木さん(37)は震災直後から被災地各地の施設や避難所の慰問を続けている。
 ◆「元気ですかー」
 20日に地元、かすみがうら市の福祉施設や土浦市の避難所を訪問。23日には福島県いわき市南部の湯本高校や藤原小学校を訪れ、「元気ですかーっ!!」と、被災者を激励した。両校には、原発事故による屋内退避の指示が出た同市北端の久之浜町の住民らが避難していた。
 アントキの猪木さんによると、所属事務所の芸人らも「支援をしたい」と話しており、今後も支援の輪が広がりそうだ。
 ◆「阪神」の恩返し
 阪神大震災を経験した神戸市民からの救援物資は茨城空港(小美玉市)を通して届けられた。
 スカイマークの茨城-神戸便が就航する同空港に23日午前、パンや生活物資を詰めた段ボール8箱が運ばれた。中には、「避難所生活が1週間もたつと、爪切りや耳かきが必要になってくる」と経験に基づいた細かい生活用品も入れられていた。
 同空港に待機していたボランティアは津波被害の大きかった北茨城市やいわき市へ向かい、地元ボランティアや民生委員と連携して各家庭に配布。物資運搬に尽力した水戸市の川崎篤之市議(33)は「阪神大震災で被災した神戸の人たちが『恩を返す』と支援してくれた。この空港が神戸の思いを茨城につないでくれた」。
 ◆独自組織が連携
 県内には、震災で損壊した家屋の片付けの手伝いや断水地域で家庭に給水タンクを届けるなどの活動を行う独自のボランティア組織が続々と立ち上がっている。
 茨城大、常磐大などを中心とした学生ボランティア「がんばろう茨城!」を指揮するNPO法人職員の藤田崇文さん(25)らは北茨城市、高萩市のボランティアと連携。現地の状況を確認したうえで飲料水、乳幼児や大人用のオムツなどを届けた。被災した地域や各家庭を回って活動することでこまやかな支援を実現した。
 また、高萩市春日町では地元商店街の有志が協力してボランティアチームを結成。ガソリンが足りないなか、自転車やバイクで地元を回る。高齢者の家庭に水を届け、がれきを撤去するといった活動を続けている。