茨城農産物検査結果速報
(独)農業環境技術研究所、(財)日本食品分析センター、茨城県環境放射線監視センターにおいて茨城農産物の検査が行われております。
現時点で12品目について検査を行いました。
今のところ、やはり、ホウレンソウについては、ほとんどのケースにおいて暫定規制値を超えているので、引き続き出荷、販売の自粛に務めていただくように茨城県として要請しております。誠に残念ですが、県としては早急にこのような対応をとらざるを得ません。
しかし、検査したその他の11品目全部(ピーマン、トマト、イチゴ、キュウリ、ニラ、ミズナ、チンゲンサイ、ネギ、キャベツ、レタス、レンコン)が暫定規制値未満であり、安全が確認されました。
暫定規制値とは、以下読売新聞から引用させていただきます。
■暫定規制値超えた食品…どう対応?■
(2011年3月20日 読売新聞)
Q 暫定規制値を超えたホウレンソウや牛乳は、とってはいけない?
A 規制値を作った専門家によると、規制値は1日にホウレンソウ100グラム、牛乳1リットルを1年間とり続けた場合に健康に害が出る値だ。数回飲食したぐらいでは、健康への影響はない。
Q 野菜はよく洗うと効果があるの?
A 流水で洗うと放射性物質を減らせる。野菜を洗う実験では、普通に洗っただけで放射性物質が約10分の1に減った。心配ならしっかり洗って食べて。
Q 汚染の広がりが心配。
A 検査対象が広がれば、暫定規制値を超える農産物はさらに出るかもしれないが、大量に摂取し続けなければ問題はないので、過度に心配する必要はない。今後の検査結果を見ながら冷静に対処してほしい。