ACTIVITIES活動報告

雨について。(マイクロシーベルトとミリシーベルト)

皆様から雨についての心配の問い合わせがたくさんきております。茨城県にも問い合わせがきているようです。
茨城県によると、そもそも茨城県内での放射線の影響については、現在までのところ、何らかの行動が必要とされるレベルのものではないので、冷静に行動をしてくださいとのことです。
雨が降った場合、一般的には、観測される放射線の数値が上昇するとされておりますが、これまで県内で測定された中で、放射線の最大値は、県北の北茨城市(3月16日に測定)で一時間あたり0.015ミリシーベルトと極めて低いレベルにあるそうです。茨城県のHPで茨城県の放射線量の状況が随時更新されております。
県のHPではマイクロシーベルト(μSv)で表記されております。因みに、1マイクロシーベルト(μSv)=0.001ミリシーベルト(mSv)ですので、単位に注意してください。
例えば、先ほどのHPを見ると、20日20:10、北茨城では、0.747マイクロシーベルト/時間と表記されております、これは0.000747ミリシーベルト/時間(0.747÷1000=0.000747)ということになります。
最大値が測定された16日11:40北茨城では、15.8マイクロシーベルト/時間と表記されております。つまり、0.0158ミリシーベルト/時間となるわけです。 
では、現在茨城県で測定された最大値0.0158ミリシーベルト/時間という数値はいかなるものか。
仮に一日24時間雨の中に立ち続けたとしても、受ける放射線量は0.3792ミリシーベルト(0.0158×24時間=0.3792)と、全身CTスキャン一回分の約18分の一(全身CTスキャンは一回で約6.9ミリシーベルト)であり、心配しなければならないレベルではありません。因みに日本人の一人あたり平均で自然界から一年間に浴びる放射線は2.4ミリシーベルトとのことです。
もちろん、雨に濡れないことにこしたことはありませんが、万が一濡れてしまっても、神経質になる必要はないレベルであります。それでも心配な人は、次のような配慮をすればさらに安心とのことです。
・特に急ぎの用事でなければ、雨がやんでから外出する。
・髪や皮膚が、あまり雨で濡れないようにする。
・髪や皮膚が濡れても心配はないが、気になる場合は、念のためよく洗う。
明日は地元の小学校の卒業式に出席した後、いわき市と北茨城市へボランティアの方々と一緒に物資と水を持っていきます。