ACTIVITIES活動報告

県議会代表質問2日目。

昨日は県議会代表質問2日目。公明党の井手議員が多岐にわたる大震災関連の質問をされました。質問に対する知事答弁の中からいくつか。
Q・震災直後の政府の危機管理の対応について、被災県の知事としてどのように感じたか
→官僚をもっと有効に使うべきと感じた。ある識者が事故当時の官邸は「子どものサッカーのように一つのボールに集中しすぎた」と評しているように、場当たり的であったと感じている。
Q・県の危機管理体制の総括について
→いくつかの市町村で通信が遮断され、連絡が中々取れないところがあった。今後は衛星携帯電話の導入、災害時でも携帯電話が確実に通信できるよう基地局の電源対策や回線の増強を要望していく。災害拠点病院などは、今後3日程度の備蓄を指導。原発事故情報も3月14日まではマスコミからの情報しか入らなかった。ベント開放の際も事前に県に何も連絡がなかったことは大変遺憾である。県の防災対策会議は全て議事録を作成しており、今後HPに公開していく。今後、さまざまな記録を集め、今回の大震災の教訓を後世に残していくこと。
Q・防災情報の発信体制の整備について
→防災情報の発信体制では、HP専属の人数を増やす。ツイッターを重要事項と位置づける。県のHPはダウンこそしなかったものの、震災直後は普段の10倍以上負荷がかかる状況も発生。HPサーバの分散配置などアックアップ体制を検討。県内27市町村で、HPなどの情報システムが一部利用できなくなった。また市町村のサーバー室の約6割に非常用電源がないことも発覚。今後、自治体クラウドシステムの推進に取り組んでいく。
さすがベテランの井手議員、緊張感ある代表質問でした。