ACTIVITIES活動報告

藤井裕久元財務大臣が講師の勉強会を主催しました

藤井裕久元財務大臣から明治、大正、昭和の激動の政治史についてのご講義を賜りました。
藤井先生は、大蔵官僚時代に佐藤栄作、田中角栄内閣で竹下登、二階堂進官房長官の秘書官を務められ、衆議院議員時代は大蔵、財務大臣を務められたお方です。秘書官の時、田中角栄さんから「戦争を知っている世代があらゆる社会の中心になっているうちは大丈夫、もう間違いは起こさない。ただし、戦争を知らない世代が社会の中心になっていった時がこわいな。でも歴史を勉強してくれれば大丈夫。日本人の背骨は平和だから」と言われたそうです。
藤井先生ご自身の戦時体験からも平和に対する強い思いを感じました。また、歴史観がない政治家、歴史の勉強をしていない政治家が増えていることにとても危惧されていました。目先のことでおろおろせず、大局的な視点を持つためにも歴史を学ぶことが重要であるとの言葉がとても印象深いです。90分の予定が、あっという間に軽く2時間まわってしまいました。